メンタリズムとは?初心者が簡単に実践できる基礎をお伝えします♪




テレビや映画でメンタリズムを見て、やらせなのか?手品なのか?超能力なのか?と、思った方も多いはず!
お察しの通り、メンタリズムには心理学が関係しています。基本を習得できれば、あなたも人の心が読めるようになるかもしれませんよ!
Contents
あなたもできる、メンタリズムの基礎をご紹介!
そもそも「メンタリズム」「メンタリスト」とは何なのでしょう?
- メンタリズム→心理学や哲学の用語で、心理学を応用したマジックのこと。
- メンタリスト→心理学的手法で、びっくりするようなパフォーマンスを行う人のこと。
このように、メンタリズムはやらせや超能力云々ではなく、心理学がからんでいるのですね。
DaiGoさんのパフォーマンスでは、心理学以外にも運動力学や催眠療法なども組み合わさっているようです。他の人から見ると、人の心をコントロールしたり心が読めているように見える不思議な技術です。
相手の考えを見抜いている、これから起こることを予知しているようなパフォーマンスは、実は相手の心理をいかに読み解いていくかがカギとなっていたのです。
ということは!
そうなのです。誰でも習得するチャンスがあるわけですね!
メンタリズムを学ぶ方法と、メンタリストになる方法
日本にもメンタリズムを学ぶスクールが登場していますので、本格的にやってみたい方はそういった勉強方法も効果的です。
でも、そこまで本格的じゃなくちょっとやってみたい…かなー、とお考えの方は、ぜひこれからご紹介する基礎に挑戦してみてくださいね。
「観察力」を習得して相手を見抜こう!
メンタリズム習得するには、観察力を磨くことが重要です。
今やファッションの1つともなっている「ネイル(爪にマニュキュアを塗ること)」を、例にとってみましょう。
あなたはネイルをしていない女性を見て、何を感じますか?
そもそもネイルの有無を見ていない。という方は、ここでひとつ観察ポイントを手放していることになりますよ!!
細かいところも要チェックです。
ネイルをしていない女性を見て、「ネイルしていないんだなー」としか思わない方は、なぜしていないのかという理由まで推測できるようになりたいですね!
例えば、「派手なことが嫌い」「介護・医療従事者」「子供関係の仕事」「爪や皮膚が弱い」「妊娠中または出産が近い」「小さい子を育てている」「彼氏や夫がネイル嫌い」など、たったひとつのことから、その人が置かれている状況や性格を推測することが可能なのです。
服装や持ち物、化粧の仕方、髪型…数え上げればきりがないくらい、相手は無意識にあなたにたいして様々な情報を発しているのです。
まずは周りを観察することを始めてみることがおすすめです。
コントロールが難しいまばたきに注目しよう!
相手の感情を読みとるうえで「視線」や「目の動き」は欠かせないものですよね。
ところがこれらは意識してわざと変えることもできます。
カード(トランプ)がわかりやすいでしょうか。
例えばババ抜きをする時に、チラッと自分が持っているババを見てしまい、それが相手にばれてしまい敗北…なんてことありませんか?
私自身カードが好きなので、大人同士はもちろん子供ともやることが多いです。
特に子供は負けたくない一心で「どっちがババ?」と聞きながら、私の目をジーーーーーと見てきます(笑)。
そこで、わざとほんの一瞬「ババじゃない方」を見るんです。
そうすると子供は私が見た方が「ババだ!」と認識(本当はババじゃないのに)して…結局ババをとってしまうんですね(笑)。
ごめんと思いつつも、その素直さにいつも笑ってしまいます。
このように、「視線」「目の動き」は、その人の意志で変えることができてしまいます。
ところが「まばたき」は、なかなか自分の意志で操ることができません。
まばたきの回数には緊張が現れるといわれます。
平均回数は、大人で1分間に15~20回です。(パソコンを使用している時は1分間に5回ほどだそうです。)
つまり相手と話をしていて、まばたきが多く感じるまたはあきらかに多くなった時には、相手が緊張状態になっているといえます。
嘘をついていたり、不安を感じた時などは、無意識にまばたきが増えてしまうのです。
視線や目の動きだけでなく、コントロールが難しいまばたきを判断材料の上位に持ってくることで、ますます相手の心理に近づくことができますね!
雑談はヒントの宝庫!相手の考えを読める?
目的のない会話は人生において必要ない!とお考えの方は、実はとてももったいない状態かもしれません…。
何気なく話している「雑談」にこそ、たくさんのヒントが隠れています。
家族や恋人、友人との会話で、相手のことを知るために緊張感をもって話していますか?(世のパパさんは、ママさんに対してド緊張(笑)でしょうか?!)
その雑談を上手くつかって相手を説得したり、思いのまま動かすこともできるかもしれないのです。
もちろんのこと雑談の中から、まずは相手の状況を観察することが重要です。
観察をおえたら、会話の中に説得するための話術やこちらの要望を通すための話術をプラスしていくのです。
共感や相手の言葉を繰り返すことで、信頼関係も強くなっていきます。
気がつけばいつも彼女の思いのままに動いていた…なんて方は、気づかないうちに会話を通してコントロールされていたのかもしれませんよ。
メンタリズム上級実践編の6ステップ
大体のイメージをつかめても、DaiGoさんには程遠い…と感じると思います。
心理学を使っているという基礎が分かったので、少し専門用語が出てきて難しいですが「上級編」をお伝えします。
- 観察
- アセンブリ
- 条件付け
- マッチング
- マーキング
- 話法
DaiGoさんの本で詳しく書かれている手法ですが、6つに細分化できます。
観察
これは既に考えましたね。観察が大前提となっています。目や口元など、「嘘をつけない」部分に注目して、観察から相手の状態を知るように努めます。
アセンブリ
アセンブリとは、「~~に合わせる」という意味の言葉です。メンタリズムでのアセンブリは、相手の視線に注目して、目線がどこに向いているかで相手の心理状態を判断します。これは心理学の一つのNLP(神経言語プログラム)でも学ぶ点です。
条件付け
この辺りから、「知る」から「操る」に変化していきます。人には条件反射機能が備わっているので、相手に「○○を見たら××する」というようなプログラムを埋め込みます。(アンカーと言います)
このワザができると、相手が思い通りに動いてくれるようになるようです。言うは易く行うは難しです。
マッチング
相手に警戒感を抱かせないために、呼吸や話す速度を相手に合わせるのが「マッチング」です。相手の行動を真似するミラーリングなども、このマッチングに入ります。メンタリズム以外にも応用可能な、相手に親近感を覚えてもらうための心理技術です。これもメンタリズムでは適宜織り込みます。
マーキング
マーキングは、相手の潜在意識を操る方法です。少し時間をかけると、こちらの要求通りに動いてもらえるスイッチを相手の脳に刷り込むことができます。メンタリズムの手法を普段の生活に入れられますが、「悪用厳禁」のいい例ですね。
話法
ここまでで5つのメンタリズムのステップをご紹介しましたが、最終的にはその場で「どのように、何を話すか?」が重要になります。それが話法です。メンタリズムを習得できていると、本当に相手のことが読めて、操れるような「話法」があるように思えてしまうというわけです。
メンタリズム応用編。仕事や恋愛、家庭で活用する方法
芸能関係の方でない限り、覚えたメンタリズムをテレビで披露!とはいきません。
不特定多数の方に見てもらえなくても、メンタリズムはあなたの日常生活に取り入れていくことが可能です!
方法は多岐にわたりますが、今回は先ほどご紹介した基礎をとりいれた内容をまとめてみました。
仕事編:初対面の方へは観察力で差がつく!
特に営業・サービス関係のお仕事の方は、毎日たくさんの方にお会いしますよね。
その初対面の方たちへ、いい印象をもっていただくには細やかな「観察力」が大切です。
相手の服装や髪形など外見は当然のことながら、話すテンポや方言といった言葉からもその方の情報を知ることができます。
また相手よりも先に挨拶をすることで、会話やその後の主導権を持つことができます。
毎日多くの方と接していたとしても、その中にすっかり同じ人は存在しません。
一人一人をじっくりと観察して、その方にあった対応をしていくことを心がけると、あなたの印象がとても素晴らしいものになりそうですね。
恋愛編:不信感をいだいたらまばたきチェック!
どんなにラブラブでも、ふとした瞬間に「アレ?あやしい?」と感じてしまうことも…。
ついついまくし立ててすぐに白状させたくなってしまうかもしれませんが、こんな時はあなたが感じた疑問を小さくぶつけつつ…まばたきチェックです!
嘘を言っていたり、ばれたくない不安感、どうしようといった緊張から、まばたき回数が増えているかもしれません。
目は口ほどに…と言いますので、不信感をいだいた際にはSNSや電話よりも、直接会う方が効果的ですね。
家庭編:会話の中にラべリングを取り入れよう!
読んで字のごとく「ラべリング」とは「こうなってほしい」との思いを現実化してくれます。
極端なことをいえば「掃除が苦手」な人に、「上手にしまってくれてありがとう!」「○○が拭いてくれると窓がプロ並みにピカピカ!」と言い続けると、信頼感に褒めがプラスされ「上手に片付けができ、ピカピカの窓掃除ができる」人になってしまいます!
逆にいつも会話の中で否定的なことを言っている方は要注意です!
悪い方向のラべリングがされてしまします…。※成長過程のお子様は日々見えない一歩を踏み出しています。良くも悪くもラべリングには注意が必要です。
まとめ
映画やテレビで見るメンタリストのパフォーマンスは、心理学などを基礎として「魅せて」いるものです。例えばYoutubeにも「メンタリズムのパフォーマンス」の動画を見つけることができます。
日々の暮らしの中で「観察力」を磨き上げ、相手へ最大の興味を向けることで、あなたのメンタリズムも向上できると思います。
今回はすぐ簡単に取り入れられることをご紹介しました。ぜひお試しくださいね!
大学卒業していなくても、実践的な心理学を学ぶ方法があります▽
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