瞬読実践講座を体験受講!速読法の内容詳細や受講料などまとめ
「瞬読(しゅんどく)」という速読方法があると聞いて、興味が出た僕。少し前に「体験会に申し込んだ」という記事を書きました。
今回は実際に瞬読のレッスンを受けてきたので、詳細な内容や感想をまとめてみました。
僕の場合は、体験前読書スピードが480文字/分だったのが、約2時間後には3300文字/分になりました。なぜこんなにスピードアップしたのかの理由も記事内で暴露していきますね。
Contents
瞬読とは何だったのか
瞬読の体験会、とても面白かったです。体験会の時間は2時間半くらいでしたが、瞬読トレーナーの方たち(もともとは塾講師の先生)がとても親身になって教えてくださったので、価値ある時間になりました。
瞬読とは簡単に言うと、「右脳を使った速読法」ということになるようです。日本の教育方法だと右脳はなかなか使われていません。でも右脳が効果的に動けば、「眠っている95%の潜在意識」を使うことができて、常人が信じられないほどの速度で本を読めるという仕組みでした。
しかし、単純に右脳を使った読書ということだと、七田式とか川島教授のソクノウとかが既にあります。体験会を受講している方も「そういったものと同じですか?」という質問が出ていましたが、トレーニング方法やカリキュラムが違っているので、別物ということでした。
瞬読のプログラムが魅力的だと感じたのは、「人によって合う合わないがあるので、正式受講する人にはカスタマイズしてプログラムを提供する」というところです。
速読法はいろいろあるので、合う合わない・できるできないが出てきやすいのだと思います。
受講生にカスタマイズしてくれることによって、効果が出やすい速読トレーニングが受講できると感じました。即効性が出るのも瞬読の特徴ですね。
もともと瞬読の講師の方は学習塾の先生たちなので、教えることには慣れている印象でした。それで、瞬読は気持ちよく受講することができると思います。
瞬読は、能力開発・学習指導の面でベストセラー著者の西田文郎先生も推薦されているようで、僕自身も「よくできたプログラムだな」と感じました。
オススメしない人
瞬読をオススメしない人は、後述しますが単純に「受講費を払えない人」だと思います。詳しいお値段は後ほど。
一般の速読塾などと似ていて、費用は結構掛かりますので…。
でも逆に「老若男女問わず」「短期間で」速読が身につくということなので、僕としては費用は妥当だと感じました。
オススメできる人
瞬読体験会の中でも強調されていたのですが、
- 若い人でも年配でも効果が出る
- 短期間で効果が出る
- 楽しんで学ぶことができる
といったことから、速読や記憶術に関心のある人は体験会だけでも参加してみるといいと感じました。
本講座の方では、体験会で得られた発見や驚きをもっと濃く身につけることができるそうなので、脳力開発や自己啓発が好きな人にはピッタリだと思いました。
瞬読実践講座の内容詳細
さて、瞬読とはどのように行うのか…という詳細を書いてみます。会場内は撮影や録音が禁止だったので、書けることはある程度限られています。
瞬読の体験会に出れば実際にレッスン内容を詳しく教えてもらえるので、余力がある方はそちらをオススメしたいと思います。
どうしても参加できない方のための概要はこちらです。
- ブラウザのトレーニングプログラムで練習
- 瞬読トレーナーが学習方法をカスタマイズしてくれる
- 理解度は、アウトプットによって測定
ブラウザのトレーニングプログラムで練習
これは体験会でも触らせてもらえるのですが、Webブラウザで操作できるトレーニングプログラムを使って瞬読の能力を上げていきます。
具体的にはトレーニング方法が3つありました。
①画面内にランダムに文字が表れるので、それを眺めたり、瞬間的に読んだりします。表示されている時間は0.1秒くらいなので、本当に一瞬しか見えないものを認識するトレーニング。
②縦書きの1行が2分割されていて、それを塊で見るトレーニング。これも表示されている時間は一瞬なので、一瞬で文字列の塊を見る練習。
③実際の本をリズムよく読む練習。最初は1行ずつ見て、だんだん4行いっぺんに見たりできるようにしていくトレーニング。
とこんな感じです。左脳を使って読んでいると「脳内音読」をしてしまうものなのですが、それを阻止するためにこういうトレーニングをして、着実に右脳で読めるようにしていくというモノです。
僕自身、このトレーニングソフト?は本当によくできていると思って、ぜひ継続して使いたいと感じました。
瞬読トレーナーが学習方法をカスタマイズしてくれる
上に書いた右脳で読む際にだんだん数行をいっぺんに見て理解できるようにしていくということでしたが、このあたりは個人差が出る部分のようです。
そのため、一人ではどれがちょうどいいのかとか自分にはどういう読み方が合っているのかがわからなくなります。それを、専属の瞬読トレーナーが教えてくれるのが瞬読です。
理解度は、アウトプットによって測定
「速くよめても、理解できていないんじゃ無駄じゃない?」という声があります。僕自身もこれには賛成で、パフォーマンス的に早くページをめくるのは誰でもできます。しっかり内容を覚えているかが重要。
それで、瞬読では理解度を計るためにアウトプットを重視しているようでした。
体験会でも、瞬読で本を読み終わった後に、1分間ほどで内容をスピーチする課題が出ました。
瞬読実践講座(本講座)では、小学生の時にやった400字の作文用紙数枚に内容をアウトプットしていくトレーニングなどもあるようで、理解が伴う読み方を重視していることが分かります。
瞬読は以上の3点のポイントを抑えながらトレーニングしていくスキルだということがわかりました。
瞬読実践講座の費用
気になる瞬読を学ぶ価格のほうですが、4日間で29万8000円ということでした。
一般の速読塾などもこの価格帯がゴロゴロ存在するので、僕としては高すぎるとは思いませんでした。効果が出なかったら全額返金の保証もありますので、リスクは少ないと思います。
29万8000円に含まれるのは、上の「瞬読実践講座」で使うオンラインのトレーニングソフトや、瞬読専属トレーナーからの細やかなアドバイスです。期間が4日間だけなので、集中して一生もののスキルを身につけることができます。
僕としては、本に苦手意識を持っている方や、今読書スピードが遅くて不満を抱えている方にとっては良い投資になるのではないかと思いました。
瞬読体験会を終えての感想
ということで、体験会と瞬読実践講座の内容レビューでした。
1回参加した数時間で、480文字が3300文字読めるようになったので、かなり効果を実感しました。
読書スピード480文字が3300文字のからくり
とはいうものの、この「効果」にはいくつか裏話がああるのでネタバレをします。
ここまで効果が出たのは、以下の4つの理由によるものです。
- 480文字は、理解度テストを後に控えていたため慎重にゆっくり読んだので遅かった
- 3300文字の時はテストが無いのでとにかく速く読めた
- 3300文字の文字カウントは480文字の時と比べてかなりアバウト
- 3300文字の本は、以前に読んだことがある
少し伝わりましたでしょうか?「読んだ後に理解度テストがあるか無いか」は、読むスピードにかなり影響します。
さらに、480文字の方は初めて読む文章だったのですが、3300文字の方は以前に1回読んだことのある本だったのです。
1回読んだ本は、2回目読むときはもっと速く読めるものなのです。だから、2時間のトレーニングで480文字が3300文字まで読めるようになった…というからくり。
ちょっとズルい感じもするので一応書いたのですが、上の裏技を抜きにしても、瞬読トレーニングによって読書スピードと理解度は確かに上がると思います。
尊敬する宇都出先生が瞬読の感想を書いていた
上に書いた「1回読んだ本は、2回目読むときはもっと速く読めるもの」という考え方は、僕の好きな学習スタイルを提唱している宇都出雅巳先生の理論です。
そして、読書家でもある宇都出先生はなんと瞬読の体験会にも参加しておられたようで、次のような感想を残しておられます。(メルマガエントリー抜粋・文字装飾は独自)
上のホームページには、「従来の速読とは違う全く新しい速読法」とあり、速読オタクとしては、興味を惹かれたもので……
小学生の度肝を抜かれるような実演動画の紹介のあと、定番の読書速度測定から、Webアプリを使った訓練、そして最後の読書速度測定という一連の流れでした。
そうそう、体験者の感想もありました。
で、私から見たこの「瞬読」という速読法ですが、従来の速読法と基本的に変わらないですね。
一文字ずつ読んでいく「音読・黙読」から、文字をかたまりで捉えて読んでいく「ブロック読み・視読」に変えようというものです。
「瞬読」では、一文字ずつ読んでいくのを「左脳読み」、かたまりで捉えて読んでいくのを「右脳読み」と説明していました。
文字を読むというより、視て、その言葉、文章のイメージを浮かべるので、「右脳読み」ということでした。
ただ、これって『どんな本でも大量に読める「速読」の本』で書いている
「しょうゆらーめん」
をパッと見てわかる読み方です。
これをWebアプリのソフトを使って、徹底的に訓練する方法でしたが、これができるには「ストック(記憶)」が重要になります。
「ストック」がなければ、つまり知らなければ、パッとみてわかりませんし、そもそも、知っているからこそ、パッと見てかたまりで読むことができます。
ほとんどの速読法がそうなんですが、昨日参加した「瞬読」も、読み手が持つ「ストック(記憶)」の働きを無視、ないし、軽視しているのが、速読法に過剰な期待を抱かせ、学んだ人には失望を抱かせる要因です。
今日の言葉として書きましたが、速読の原動力は、「ストック(記憶)」だということを、もっと知らせていかないとだめだと痛感しました。
逆に、この「ストック(記憶)」の持つ働き、力に目覚めれば、訓練なしで、とにかくKTK(高速大量回転)法で読むだけで、速く読めるようになりますからね。
昨日の「瞬読」に参加して、がぜん、KTK法をもっと伝えようという意欲がわいてきた私でした……
あなたも、ぜひ周りの人にKTK法をどんどん伝えていってください。
とのことで、かなり辛口の評価でした(笑)
僕自身、このKTK法によって月30冊ほどの本が読めるようになっていて、後は「ストック(読んだ内容の記憶)」を増やして理解度を高めていきたいと感じているところです。
瞬読実践のまとめ
今回は、速読や能力開発に役立つ「瞬読」を実践してみたという話でした。
速読の一つのトレーニングとしてこれからじわじわと人気が出てきそうなので、一歩早く参加することができてよかったです。Web上の瞬読トレーニングは、本当に素晴らしいプログラムだと思いました。
この記事を読んで気になった方は、瞬読体験会に再度申し込みができるタイミングを待って、参加してみてくださいね。2018年7月末現在は新規募集はしていないようなので!
私も体験に参加しました。
とてもではないですが全く効果がなかったです。体験にも行きましたが結局は眼輪筋の強化。一般的な方法と何ら変わりありませんでした。
冨田さん、コメントありがとうございます!
今は「瞬読」の書籍も本屋さんやAmazonで購入できるようですし、方法論はネタバレしているようですね。
効果が出ているとしたら、読んだことのある本だから・・・というのが本当のところだと思います。