SpoonとLisponの比較!声好きのためのアプリ、どちらがオススメ?
最近、「声」のある生活にハマっている楓音です。
ライブ配信アプリを使っているのですが、ビデオがない分、声の質や話す内容だけに意識を集中できて、BGM代わりに聴いていることも多いです。
今回は、Spoon(スプーン)というラジオSNSアプリと、Lispon(リスポン)という、似たような声で繋がれるアプリの違いを、比較してみたいと思います。
両方使うのが一番いいと思うのですが、配信者側からするとどちらかに絞りたい…というのもありますしね。
Contents
声配信アプリがアツい!
Youtubeでは、音声込みの動画を配信することができますが、基本的な仕様としては「動画」なので、音声だけ配信するにはあまり向いていません。
同じように、ツイキャス(Twicasting)も、動画込の音声配信がベースになっています。
それに対し、「音声だけ配信」をコンセプトにしているのが、「声配信アプリ」です。今、密かな人気になっています。
声だけ配信ができる人気アプリには、韓国製の「Spoon(スプーン)」と、中国製の「Lispon(リスポン)」があります。
Spoonとは
Spoonは、韓国製のアプリで、2018年から日本語対応している「声で繋がるSNS」です。
かなりシンプルなサービス設計がされているので、どのサービスよりも手軽に声の配信ができるのが特徴的です。
マイナス面は、機能を削ぎ落としたシンプルなサービス故に、機能面で「足りない」と感じる部分もある…という感じです。
しかし、すぐに声を配信したい、声を聞きたい…というときには、一番使いやすいアプリだと思います。
Lisponとは
Lisponは、中国大手の検索エンジンBaidu(百度)社の運営する、「声で恋するアプリ」となっています。
Baiduは、カスタムキーボードのSimejiを作っている会社としても有名です。
Lisponを使えば、プロのような声優の人や、声優志望の声の持ち主に、気軽に「声のリクエスト」を送ることができます。
ライブ配信アプリと同じように、リアルタイムでラジオのような配信もできます。
SpoonとLisponの違い
今回紹介している「Spoon」と「Lispon」には、どんな違いがあるのでしょうか?
Spoon | Lispon | |
PC版 | △ | × |
ファン機能 | ○ | ○ |
DM機能 | △ | ○ |
リクエスト機能 | △ | ○ |
ライブ配信機能 | ○ | △ |
BGM機能 | × | ○ |
コラボ配信機能 | × | ○ |
投銭機能 | ○ | △ |
大体の機能の差ですが、印象としてはLisponのほうが多機能です。
SpoonもLisponも、スマホ(タブレット)版アプリで、100%の機能を使うことができます。特にLisponは、PCだけでは全然使い物になりません(汗)
Spoonは、とにかく手軽さにこだわっているアプリで、「手軽に配信・手軽に聴く」が叶います。
両方とも、SNS的な要素があるので、ファンになったり、DMで連絡することは可能です。ただ、Spoonのメッセージ機能はオープンなので、コッソリとメッセージのやり取りができません。
Lisponのマイナス点ですが、2018年12月現在、受け取った投銭を日本円へ現金交換することができません。
リスナーは「リスポ」というポイントを現金で購入し、配信者を応援できます。しかし、配信者は受け取った「ヴォーチェ」というポイントを現金交換できない…という現状です。
使用用途での使い分け方
それでは、SpoonとLisponの違いを活かした上で、どんな感じで使い分けるといいのかをご紹介します。
大前提として、Facebookとmixiの違いのように、「どちらにもいる配信者」「どちらかにしかいない配信者」がいます。(Facebookとmixiは、どちらもSNS)
使ってみた印象ですが、「どちらにもいる配信者」はかなり少ないです。つまり、Spoonでしか出会えない配信者と、Lisponでしか出会えない配信者が大勢いるということですね。
コンセプトが似ているサービスなだけに、リスナー側は、両方のサービスを使うことで、好みの配信者に出会える可能性が高くなります。
リスナー編
まず、リスナー視点での「使い分け方法」をご紹介します。
声のリクエストをしたいなら
好みの声の人に、何かセリフを読んでほしい、声真似してほしい…などの希望があれば、Lisponを使うのがおすすめです。
Spoonにも似た機能があるものの、リスナーと配信者の密なコミュニケーションを求めるのであれば、Lisponのほうが合っています。
何も考えず聴いていたいなら
いろんな声を聴いていたい、お気に入りの配信者の声をなるべく長く聴きたい…ということだったら、Spoonのほうが合っています。
SpoonはLisponと比べて、配信までの手間が少ないので、素人~上手い人まで、様々な配信者が自由に配信できています。
配信者と話したいなら
配信者へのリクエストや、DMで(ダイレクトメッセージ)であれば、Lisponです。
Spoonは、配信者同士は話しやすいものの、リスナーと配信者が繋がれる場所が少なめです。
配信者編
続いて、配信者視点での「使い分け方法」をご紹介します。
手軽に配信したいなら
手軽に配信するなら、間違いなくSpoonです。
Lisponは、ライブ配信をするのに「公式キャスト」に応募し、運営者からライブ配信の許可が降りると、配信できる仕組みになっています。
Spoonは、サービスを使い始めたらすぐに配信ができるので、手間が少ないです。
声で稼ぎたいなら
現在は、Spoonを使うのがオススメです。
上にも書きましたが、Lisponは「投げ銭システム」を導入していますが、受け取った投銭ポイントを現金交換できません。
対するSpoonは、5000ポイント以上から換金できます。
有名になりたいなら
自分の声を売り出していきたいなら、Lisponがオススメです。
Lisponは「声の評価」がしやすい仕組みになっていて、リスナー側も声の発掘が簡単にできます。ということは、配信者も自分の声を多くの人に届けられる…ということ。
音編集やコラボ配信の機能もLisponのほうが揃っているので、Spoonより拡散しやすいと思います。
イロイロな機能を使いたいなら
配信時の機能で充実しているのは、Lisponです。
BGM機能、効果音設定、音響設定などもすることができるので、ライブ配信をやるにしても本物のラジオのように使うことができます。
Spoonはこの面、配信の機能だけでシンプルになっています。
まとめ
今回は、SpoonとLisponという2大ラジオSNSをご紹介しました。
どちらも、「声で繋がる」というコンセプトがあるので、声フェチな人や、BGMに他の人の声を求めている人におすすめできます。
いつもYoutubeなどで映像を楽しんでいる方も、関心があればぜひ「声配信」の世界に踏み込んでみてください。