【ベストセラー自己啓発本】司書厳選!読まないと損するTOP3
自己啓発本は星の数ほどあるので、一体どれから手を付けていいのか、わかりづらいですよね。
今回は読まないと損してしまうベストセラーの自己啓発本TOP3と、3位以下のランキングのラインナップを図書司書がご案内します!
Contents
絶対に読んでほしい自己啓発本ランキング1-3位
ベストセラーになっているものは、待ち人数は多いと思いますが図書館でも借りることができるのですべての方が手に取れます。
共感できる自己啓発本に出会えれば、あなたの悩みを軽減できるかもしれません。
読んだことのある人しかわからない、マル秘の人脈形成術やお金の稼ぎ方、異性に好かれる人格の作り方、エネルギーに満ちた生活の方法、ネガティブ思考と戦う方法などなど自己啓発本には叡智(えいち)がたくさん。成功のための成分を脳にインストールできるのはワクワクします。
ぜひ行動にうつす目的で読んでみてくださいね!
まずは三冊、おすすめをランキングでご紹介しますね!(星の数はAmazonレビュー数値)
【1位】『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健 ★★★★4.3
アルフレッド・アドラーという方をご存知でしょうか?
心理学において巨匠ともいわれる人物で、アドラー心理学を構築した方です。
そのアドラーの考えを伝える本です。
【2位】『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン ★★★★4.1
啓発本のルーツともいわれるこの本は、1902年に記されました。
原書『AS A MAN THINKETH』は、オグ・マンディーノやデール・カーネギーにも影響を与えたといわれています。
【3位】『完訳 7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー ★★★★4.3
人生哲学そしてビジネス書の大定番となっている本です。
リーダーシップの権威としても有名な著者の、哲学や思想を伝えています。
厳選!「自己啓発本のベストセラー」
山ほどある中から選ぶのは、かなりつらい作業でした…。
これにしよう!と思うと、私を選んでくれないの?と他の図書に言われているような気分に…。
どの本も愛しているんだよ!ごめん!と(笑)
今回は、多くの方から親しまれているベストセラー本の中で厳選しました!
『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健
心理学の巨匠アルフレッド・アドラーの考えを伝える本です。
アドラー心理学において研究や幅広い活動をされている岸見一郎さんと、ライター古賀史健さんにより書かれた一冊です。
続編の『幸せになる勇気』も出版されています。
対人関係にお悩みの方は、まずご一読ください!
悩みって大半は対人関係のことだと思いませんか?
私自身、あまり悩むタイプではないのですが、悩みがある時ってたいてい人がらみです…。
結局は「私は私」「人は人」というところに落ち着くんですけどね(笑)
この本は、対話形式をとっているので「青年」を自分におきかえて読み進めると気づかされる部分が多いかもしれません。
最近人のためではなく、自分のためになにかを考えたり行動したことはありますか?
視点をかえることで、対人関係の悩みが軽くなるかもしれません。
読みやすい本なので、一度だけではなく悩んだときには「青年」となって本の中へ相談にいけるといいですね。
『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン
イギリス生まれの著者が、作家として活動していた期間は決して長くはありません。
しかしその短い期間に出した本は、今でも世界中から愛されています。
1902年以来、多くの人たちを魅了し続けているこの本は、日本ではジェームズ・アレンシリーズとして出版されています。
人生に失敗はつきもの…その原因をつきとめたい方に!
成功ばかりの華やかな人生を謳歌している方って、どのくらいいらっしゃるのでしょう?
失礼ながら私の周りには…見当たりません。みなさん、失敗し、立ち上がり、努力し…と、自分をつくりあげて生活しています。
とてもシンプルに「あたりまえ」のことを記している本なので、あっという間に読み終えるかもしれません。読み終えたらその「あたりまえ」と感じて読んでいたことを、ご自身が普段実行していたか、少し考えてみてください。
目標達成のために、どのくらい集中していたでしょう?失敗したということだけに、とらわれてはいませんか?シンプルだからこその難しさを感じますが、少しずつ自分ができることを増やしていきたいですね。
『完訳 7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー
世界そして日本でも、多くの方から共感や賞賛を得ている本です。魅力のひとつは、ぶれない軸でしょうか。
時代に左右されない「7つの習慣」を、自分のものとしてとりいれたいと願う方が多いあらわれですね。大人気の本で、漫画化もされています。
自分を見つめなおすきっかけをもらえます!
何事においても、自分の軸がぶれなければある程度信念を貫くことができますが…どうしてもゆらいでしまうことがありますよね…。
そして流されるままに、気づいた時にはどうしていいかわからない状態に!
原書に忠実に訳されたこの本は、「人格主義」について記しています。
心の豊かさや誠実さについて、あらためて考えさせられる一冊です。
普段自分の周りでおきていることに左右されてはいませんか?ご自身がどうありたいか考えたことはありますか?
表面上で悩みを解決させるわけではなく、根本的な考えを変化させることで解決へと導きます。
長い目で実践していきたい「習慣」ですね。
『仕事は楽しいかね?』デイル・ドーテン
1950年生まれの著者は、起業し成功をおさめ現在はコラムニストとして活躍している方です。
物語として書かれているこの本には、続編もでています。
あなたの仕事観が変化するかもしれない!
『仕事は楽しいかね?』という書名にドキッとした方は多いのではないでしょうか?
仕事をすることが当然で、日々仕事に追われ、いつのまにか将来が暗く感じてしまう経験をもっていませんか?
社会人ってそういうもの…とあきらめかけている方こそ、手に取ってみてください。
「私」と「老人」が出会うことで展開していく物語です。
あなたがいままで様々な自己啓発経験者ならば、特に「私」に共感できるかもしれません。
仕事そして日常のあらゆることを「ただこなしている」だけになってしまっていると感じている方は、「挑戦する」「試してみる」ことの大切さをあらためて感じられる一冊です。
読み終わった時に何か試したい気分になっていたら、その瞬間に試してみましょう。そこから新しい一歩が始まるはずです。
『プロフェッショナルの条件』P・F・ドラッカー
親日家としても有名なドラッカーは、自己実現だけにとどまらず経済や教育など多方面に影響を及ぼしました。「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 」という通称「もしドラ」がドラマにもなった本の大元といえば思い出せる方も多いですよね?
その中でもこの本は、ドラッカーを初めて読む方におすすめの一冊です。
働き方や生き方の選択肢を増やしてくれる!
今あなたが何かでいきづまっているとすれば、それまでのやり方や考え方を変化させる時期なのかもれません。
特に管理者や経営者へと歩んだ方は、これまでと違った土俵に立たなければいけませんよね。
この本は、個人レベルでの働き方や生き方のヒントが数多くちりばめられています。
著者自身の経験も書かれているので、理想論だけにとどまらず読むことができると思います。
ある程度読み込んでいくことが必要な本ではありますが、気になる箇所に付箋などをつけながら、ご自身の生活にとりいれていくこともいいですね。
結局どれにしようか悩む時には…
普段本をあまり読まないし…買ってみて自分にあわなかったらもったいないし…そこまで誰かの考えにどっぷりなるのもなんか…などなど、なかなか「これだ!」と決められない時ってありますよね。
そんな時には…この本をどうぞ!(笑)
『自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方』高田晋一
ある意味、裏技です!
自己啓発初心者の方は、パラパラとのぞいてみてください。
いいとこどりで、すぐに変われるかも?!
こちらの書籍、自己啓発本の有名どころを網羅しています。
ポイントをおさえてあるので、すぐに実践できるものもあります。
もちろん「あなたがいい方向へ変化する」ことが目的なので、それが達成できればそれでOKなのですが、司書としては気になった本を実際手に取っていただきたいなーとも思っています。
自己啓発本を読むメリット
好き嫌いがはっきりとわかれる自己啓発本ですが、最大のメリットは自分の選択肢を広げられるということではないでしょうか。
おそらく大半の方は、自分の生活や人生がうまくいっている時に自己啓発本を手に取る機会は少ないはずです。
なにかにいきづまったり、疑問が生じたりした場合に、読んでみようと思う方が多いような気がします。
自分のやり方や考え方に不安を感じた時、本によって他の方法や違った考え方にふれられることが、新たな一歩を踏み出すきっかけになるのだと思います。
また、本によっては著者の失敗例なども記されているので、自分だけが不器用なわけではないと安心感も得られますね。
自己啓発本と他の本の違いは?
書店では「自己啓発本」というジャンルにまとめられていることが多いですが、図書館などでは「人生訓」や「心理」などに分類される場合があります。
探したい場合は、司書に相談してみてくださいね。
心のありかたや、心構え、成功例などが記されていると「自己啓発本」と大きくいわれているようですが、あなたの心に変化が生じる本であれば、それがあなたにとって一番の「自己啓発本」だと思います。
本の専門家が教える、自己啓発本から最大の効果を得る方法
自己啓発本は、読んで共感し実行することで効果を得るものだと感じます。
人の記憶は結構曖昧なものなので、読みながら気に入った部分にしるしをつけたり、手帳や携帯に書き込んだりしておくと、あとであらためて気づきがあるかもしれませんよ!
ただの「意識高い系」にならないための読み方
「オレ今月○冊読んだからさぁ~」「△△って本、すごくよかったー(内容忘れたけど)」って、鼻高々になっている方は身近にいませんか??
えっ?あなた自身がそうですか??
これは…問題ですよ(笑)!
「読む」ことで知識を増やすことはとてもいいことなのですが、「実行して成果を得る」ことが最終目的ですよね。
読み込んで、実行して、新しい自分になれば、自らアピールせずとも周りからの視線がかわります!
本や著者を「メンター」にする方法
「メンター」、つまり自身の人生における「師」「サポート役」、「ナビゲーター的なもの」を指します。
ご自身の家族や友人など身近な方をメンターにしても、もちろん素晴らしいのですが、心に響いた一冊やその著者をメンターとして歩んでいくのも、自分を成長させる糧になりますね。
気に入った本や著者に出会ったら、ぜひ何度も読み返して自分のものにしてください。
読み返し、実行していくことで、いつしかあなたの生活や人生が理想に近づいていくことと思います。
また、読み返すことで一回目には気づかなかった発見があるかもしれません。
まとめ
自己啓発本は、読む方によって感想や感じ方が全く違います。
読む前に固定観念にとらわれてしまわないように、ご紹介した本に対して私の明確な考えなどは当然のことながら控えさせていただきました。
気になる本があったら、ぜひ読んでみてくださいね。今回紹介した本をすべて読んでいる人と読んでない人では、考え方に大きな差が出ると思います。
数冊の本を読み実践するだけで、周りからの評価がガラッと変わります。尊敬される品格を身に付けられる自己啓発本のベストセラーを活用してくださいね。