池上彰・佐藤優流、最強の読み方内容まとめ【知識人になれる!】
読んでよかったビジネス書を勝手にご紹介する連載記事。
今回は、池上彰さんと佐藤優さんの共著「僕らが毎日やっている最強の読み方」を読んでよかった点をまとめてみました。
知識人になるための「読み方」が紹介されている、画期的な内容でした!
Contents
これを読むだけで本の中身が8割わかる、「最強の読み方」
毎日短時間で最新情報を一気に吸収する方法
- 8紙の見出しにざっと目を通す
- 池上さんは、主要新聞8紙の「見出し」をとりあえず見て情報収集している!
- 早く読める理由は、土台となる知識を長い時間かけてしっかり築き上げてきたから
- 「理解しながらの多読」を成功させるためには、基礎知識を身につけていないとダメ
- 最強の読み方の、簡単な近道はなかったのか…。
- 基本知識は学生時代に学ぶもの。今だったらスタディサプリで復習できる
- スタディサプリは980円/月で、飽きない神授業がオンライン受講できるサービス。
- 一時情報は、新聞が多い
- 一紙だけ読んでいると、その新聞の目線(考え方)に偏ってしまう
- そのため、新聞は数紙読んでいる
- ウォールストリート・ジャーナル日本版以外の新聞を20分ほど読む(池上)
- 新聞社のバイアスは、社説とコラム欄を見る(佐藤)
- 日本では海外のニュースがあまりにも少ない。
- 理由は視聴率が一瞬で下がるから。
- 日本人は海外のニュースに関心が無さすぎる
- 地方紙の影響力を知るため、県紙の「死亡広告」「不動産広告」「書籍広告」に注目する
- 同盟通信社が、共同通信、時事通信、電通に分かれた
- 新聞は2紙読むのがオススメ。
幅広い情報を取り入れて知識人になる方法
- 情報や知識は身銭を切らなければ身につきにくい(池上)
- 雑誌は「興味や関心、視野を広げる」のに役立つ
- ビジネス誌の特集記事のいいところは、書籍よりも情報が早いところ
- 文芸春秋は日本の古くからのエリート層が読んでいる雑誌
- 「理解できる記事をピックアップして読む」
- 「信頼できる書き手の記事を中心に読む」
- 「タイム」と「エコノミスト」を購読している(池上)
- 日本のメディアは、日本語の障壁に守られてガラパゴス化している
- ネットは便利だが、弊害もある
- 関心のあることについては詳しくなるものの、それ以外の視野が狭くなる
- Google検索は意外と効率が悪い
- ネットは便利だが、弊害もある
- 「Yahoo!ニュース」「ハフィントンポスト」を空き時間に読む(池上)
- SNSの上手な使い方は、アウトプットするのに使うこと。
- アウトプットを意識しながらインプットすると、インプットの質が高まる
- 歩きスマホは、時間の使い方のメリハリがついていない悪い例
- 1日1時間はネット断ちしよう。
- その不自由さが知的強化にメリットになる。
- ファイナンシャル・タイムズやLearning Englishというサイトはオススメ
情報吸収力の底力を上げる方法
- 情報整理にはEvernoteとDropboxを使う(佐藤)
- (僕も重い腰を上げて、Evernoteを使い始めてみました。意外と快適!)
- 基礎知識は書籍でしか身につかないというのが原則
- 失敗しない本選びには、書店員の知識を最大限活用するべき
- 本の帯に力が入っている本は、編集者が力を入れているのでオススメ
- そのジャンル書籍のタネ本(基本書)を見つけて、それは熟読するべき
池上・佐藤の速読多読術
- 本から得られる情報は安い。本の費用対効果は非常に高い。
- 「熟読(1ページ1分)」「超速読(1冊5分)」「普通の速読(1冊30分)」を使い分けて情報を取り入れる(佐藤)
- 読んだ本には、記憶を呼び起こすトリガーになるものをメモしておく
- 本を読む時間の確保には、「1日に○○の時間は本を読む」と決めて、継続して読む
- 「世界史A」と「日本史A」の知識は学びなおしておくと、必要最低限の知識が身につく
- やはりこれもスタディサプリがオススメ
- 語学はギリシャ語で「テクネ―」。
- 英語などは、身体で技法を習得する必要のある知識
- 英語文章を読めるようになるために、インプットとアウトプットのバランスが重要
3分でわかる、最強の読み方のポイント解説
この本を読むために本を買ったり借りたりして読んでもいいのですが、やはり時間もかかるので、上に書いたレバレッジメモで深掘りしたいところを3点に絞って、ピックアップ解説します。
- 基礎知識を身につける
- 偏った情報の取り入れ方をしない
- 情報には身銭を切らないと身につかない
基礎知識を身につける
池上彰さんの非常にわかりやすいニュース解説などを見て、「いったいどうしてそんなに物知りなの?」とか「なぜ情報を取り入れる速度が超高速なの?」と疑問に思っていた僕。
その答えは、基礎知識力にありました。
基礎知識は、簡単に言うと「義務教育で習うこと」。これができていない人がかなり多いので、その後の情報の積み上げができないということですね。
イメージでいうと知識の積み上げは階段のようなもの。一番下の方の「基礎知識」が身についていないと、どこかで必ずつまづいてしまうということだと思います。
偏った情報の取り入れ方をしない
僕はパソコン一台で情報発信をしつつ生計を立てているアフィリエイターなのですが、普段はネット情報の収集に偏ってしまっています。見ているページ以外の世界は知ることができないわけです。
でも、最強の読み方を読むと、「テレビ・書籍・雑誌・新聞」から違う切り口や違う世界の情報を取り入れた方がいいな、と思いました。
最近ではスマホからGoogle検索やYahoo検索を使って「なんでも知っている」と錯覚しがちですが、ネット以外の情報収集も忘れないで取り入れていると、新しい発見に気づくことができそうです。
情報には身銭を切らないと身につかない
毎日大量の情報を取り入れている池上彰さんと佐藤優さん。そして二人は毎月のように本を出版している書籍の著者でもあります。
知識を取り入れるときに意識しているのは、「情報は身銭を切らないと身につかない」ということだそうで、情報にたくさんのお金を払っているそうです。
そう考えると、ネットにある無料の情報だけで事足りるような気はしますが、「身につける(実践する)」という段階までいくには「財布からお金を払う」という行為が必要なことも分かります。
僕もそうですが、無料情報で実践していることって無いな…と思いました(笑)
必要な時にはお金を払うことで、意識が変わって「その人の血肉」になるのかもしれません。
最強の読み方のまとめ
情報化社会で取り残されないために必要な、効率の良い情報収集方法を教えてくれた本でした。
本を読まなくてもこの記事を読んでいれば、重要なエッセンスは書いてあると思います。
しかし、上にも書きましたが「最強の読み方を身につける」ためには、実際に本を買って読む(最低でも図書館で借りて読む)のがいいんでしょうね。(笑)
この記事が「最強の読み方」を身につけたい人の参考になれば嬉しいです。