なぜか子どもに好かれる方法!人気のある大人が無意識で使っている5つの心理テクニック
子どもに好かれる人って、人間関係のツボを押さえている場合が多いと思いますね。
ということは、子どもに好かれる方法が分かれば人に好かれたり恋愛でもうまくいくことが多いんじゃ…。純粋に、子どもに好かれる方法ってあるのか知りたいですね!
子どもに好かれている人って、それだけで「いい人・素敵な人」にみえますよね。
なぜかいつも子どもから警戒心をもたれてしまう方は、この5つの心理テクニックを参考に、子どもからの人気を手に入れましょう!
Contents
好意の返報性
心理学で耳にする「好意の返報性」という言葉をご存知でしょうか?
読んで字のごとくなのですが、あなたがいい印象をもてば相手も。悪い印象をもてば相手も。ということです。好意の返報性は、恋愛において多く語られがちですが、ビジネスの場や子どもを相手にした時にも同じです。
特に子どもは相手の心を敏感に感じ取ることもあり、強く表れるといわれています。
好きな気持ち・心は通じる?!
例えば普段子どもに接する機会の少ないあなたが、仕事関係でお客様のお子様にあう機会があったとします。
内心あなたは「うわっ、子どもか…よりによって幼稚園ぐらい?騒いでうるさそうだな…なんか食べかすとかついてるし…」と思いながらひきつった笑顔で挨拶をしたとします。
あなたにマイナスな感情があると、かなりの確率でそのお子様はあなたにいい印象をもちません。
そこで提案は、「元気な年頃の子だな。」とか「健康的でいい子なんだろうな!」とか、プラス思考にしてしまうのです。そういう気持ちで接していると、不思議と子どももあなたにいい印象をもってくれます。
一度関係がこじれてしまうと、相手が子どもであっても大人と同じくやっかいです。いや…大人以上に面倒なことになりかねません…。
自分が思うことは、相手にも同じように思われる、ということを意識しながら接してみてくださいね。
初頭効果
親近効果とともにセットで説明されることがある「初頭効果」。こちらも心理学の用語です。
初頭効果とは、最初のイメージ(印象)が強く心に残るというものです。
見た目、情報、会話、文章など、そこから最初に受ける数秒で印象が違ってくるのです。
第一印象はなによりも大切!
少しの間、子ども時代の心を思い出してください。
あなたの目の前に二人の大人がいます。
- ひとりは、淡い色の服装で、片手に花束を持ち、優しい笑顔であなたを見ています。
- もうひとりは、とても濃い色の服装で、片手に木刀を持ち、あなたを睨みつけています。
どちらがいいイメージですか?
そうですよね(笑)前者ですよね。
極端な例ですが、そのくらい最初のイメージとは大切なものなのです。何を勝負するつもりなのか子どもに睨みをきかせてみたり、攻撃的なイメージの服装だったりすると、子どもは警戒心を強めます。
また、いかにも好かれたい感を前面に出してしまうのもNGです。
猫なで声や必要以上に高い声、テンションが高すぎるといった方も、警戒心をもたれてしまいます…。
単純接触の原理
単純接触の原理は、読んで字のごとくですが、最初は何とも思っていなくても何度も接していくうちに好きになってしまう、という原理です。
CMやテレビ番組などで、何度も聞くうちに流れている曲が好きになった経験はありませんか?
単純接触の原理は、人や物など様々なものでみられます。
ただし、はじめの段階で「嫌い!」と思われた場合、数多く接しても好印象には変化しないでしょう…。むしろ逆効果になるかもしれません…。
よく会う度に好かれる!?
以前、志保ちゃん(3才)というとても恥ずかしがり屋の女の子がいました。お父さんとお母さんにはべったりなのですが、他の人は完全に人見知りしてしまうという状況…。
でも、そのご家族が引越しをすることになり、手伝いのために2日間に1回そのお宅へお邪魔していたところ…1週間くらい経った時から志保ちゃんが話しかけてきてくれるようになったんです!
少しずつ見慣れてきて、この人は大丈夫という判断があったのでしょうね。
はじめから飛ばしすぎずに、挨拶や笑顔を常に見せておくだけでも効果が出てきます。
ミラーリング
無意識でやっている方が多いミラーリング。「ミラー(鏡)リング」は、簡単にご説明すると真似をすることです。
言葉や動き、表情、テンポなどを、相手に合わせることを言います。
人は自分と似ている相手に好意を持つ傾向があります。子どもと同じ動作をすることで、子どもは安心感や仲間意識を感じるのです。
真似を極めて仲間に!
大人同士の付き合いになると、ある程度お互いがお互いに合わせていこうと「譲歩」する場面も数多くありますが、子どもは基本的に常に「自分ペース」です(笑)。
その「自分ペース」相手に、「譲歩」を求めたところで…残念ながら、決別するのは当然なことです。
子どもがゆっくりのんびり話しかけてきたら、ゆっくりとした口調で返事を返したり、とんでもない勢いでおもちゃ遊びをはじめたら、負けないように(笑)スピーディに遊びます。
そうしているうちに、子どもは「自分と同じだ!わかってくれてる!嬉しい!」と仲間と認定してくれることでしょう。
アンダードッグ効果
アンダードッグ効果、またの名を「負け犬効果」です!
負け犬から想像できるように、かわいそうな人や弱い立場の人、または一生懸命な人に対して助けてあげたくなることをいいます。自分の子どもではなくても、転びながらもゴールを目指し一生懸命走っている姿をみて、応援して大きな拍手をしてしまうことってありますよね。それです!
一般的には、子どもの方へ対してアンダードッグ効果がでるのでしょうが…。子どもの方も、比較的弱い立場の大人のほうが近づきやすいことも知ることができます。
弱さを見せつつ、一生懸命接する
海外でチャイルドケアに携わっていた時、子どもたちといろいろな遊びをしました。
しかし、原因は不明でしたがもともと日本人にかなりの嫌悪感を示す男の子(4)がいました。
初対面ではっきりと「オレは日本人本気で嫌いだ!大嫌いだ!!」と…。面と向かって「hate(嫌い、憎む)」と言われたのは、後にも先にもその時だけです…。
でも、じゃあ私も嫌いよ!というわけにもいかないので、次の日からはあの手この手です(笑)。
「外で遊ぼう!」「やだ!!」「本読む?」「うるさい!!」…と、何をやっても完全否定…。
かといって、その子だけ無視することはできない日々。
するとある日「しかたないな…かわいそうだしちょっとだけ遊んでやるよ」と!!
その子にしてみれば私に「同情心」がわいてしまったのかもしれませんね。
それからというもの、常に戦いごっこの負ける役ばかりを演じさせられましたが(笑)今となってはいい思い出です。
子ども一人一人の個性を大切に!
心理テクニック5つをご紹介しましたが、どのテクニックを使う場合でも気をつけていただきたいことがあります。
それは「子どもの個性」を尊重することです。
子どもに好かれたい気持ちが先走ってしまい、その子がどんな子なのか抜けてしまっては元も子もありません!大人と同じで「性格」や「個性」「感情」がしっかりとあります。あせらずに、相手の子のことを良く知るという意識をもって関係性を築いていってくださいね。
また、子どもはかなり大人を観察しています。その場しのぎは意外と通じません(笑)。でも逆に言えば、多少あなたの接し方が下手でも、本気で向かい合うあなたのあたたかい心をちゃんと感じてくれますよ。
まとめ
今回紹介した、子どもに好かれる心理テクニックを復習してみましょう!
- 好意の返報性
- 初頭効果
- 単純接触の原理
- ミラーリング
- アンダードッグ効果
心理テクニックは、意識して使うとなかなか難しいところもあると思います。でも、今まで子どもからの人気を獲得できずにいた方は、ぜひ関わるきっかけに使ってみてくださいね。
経験上、子どもには立派な一人の人間として接するのがオススメです。大人と接する以上に、気合をいれて立ち向って(笑)くださいね。
子どもと上手く接する技術は、もとはといえば「コミュ力」がすごく大切なことを教えてくれています。コミュニケーション力を高める方法を次の記事で紹介しています!