【宮崎あおい編】突撃!東京国際映画祭第4回【銀幕のミューズたち】
東京国際映画祭第8日目。この日はJapanNow 部門「銀幕のミューズたち」宮崎あおいさんの出演作「EUREKA」上映イベントが開催されました。
この日を心待ちにしていた福井原はライター魂を燃やし、プレス受付1番目をなんとかゲット!彼女の素敵な笑顔を真正面から撮影することに成功しました。
イベントの登壇者は宮崎さん、青山真治監督の2名の予定でしたが、オフレコで映画祭に遊びに来ていた共演者の斎藤陽一郎さんが急遽参加される事に。久々の再会を喜び合う3人は、まるで同窓会のような雰囲気で楽しそうです。
映画 EUREKA
「EUREKA」は2001年に公開。当時の宮崎さんは14歳で、兄の宮崎将さんと兄妹役で出演しました。当時のことを「親元を離れ、兄と撮影に行ったのでとにかく楽しくて。子供だったので楽しんでる部分が多かったです」と嬉しそうに語ってくれました。
物語の舞台は九州の田舎町、バスジャック事件で生き残った運転手の沢井(役所広司)と直樹(宮崎将)・梢(宮崎あおい)兄妹は心に大きな傷を負う。2年の月日が流れ沢井達は町で共に暮らし始めるが、その町で再び殺人事件が起こりー!?
上映時間が3時間37分という「トイレに行きにくい長さ」のため、イベントでの上映をためらったと話す司会の安藤さん。しかし宮崎さんより「東京国際映画祭じゃないと長い映画は上映できないから、是非「EUREKA」を上映してほしい」と後押しをされ公開に踏み切ったとのこと。2001年の公開当時は社会状況などにより、多くの劇場で上映する機会が無かったため、3人共感動がひとしおだったようです。
銀幕のミューズたち宮崎あおいさんへQ&A
イベントは和やかに進行。開始して間もない時間ではありましたが、長時間視聴したファンの方々への配慮により、皆さん待望のQ&Aを開始することとなりました。
-監督に質問なのですが、当時から宮崎さんの事を「凄い」と思っていたのですか?
-宮崎さんへの質問です。幼い頃の撮影だったと思うのですが、考えていたこと、感じたことはありますか?
17年も前なのでその時何を感じていたのかは全く覚えていないんですけど、最近「EUREKA」を観返して涙が止まらなくなって…なんか凄いなあ、って。
14歳の頃の自分が映画の中ではずっと生きていくって事じゃないですか。凄く貴重な素晴らしい経験だなあ、って。
-宮崎さんはこの作品の撮影時、ずっと女優を続けていくと決めていましたか?そしてこれからどのような女優になりたいと思っていますか?
青山監督:(宮崎さんに向かって)スゲーラッキーな夏休みの延長みたいな感じだよな?
宮崎さん:そうなんですよ!本当にその通りで。自分が役者でずっとやっていくなんて考えたりもしなかったんです。でも子供のころからキラキラした大人達に囲まれた経験が、今の自分を作っていると思うし、自分もそうなりたいと思っています。
自分がこれからどうなっていくかというのは想像できないし、どうこうできるものではないのですが、一つ一つを大事にして、必要とされて頂けたら役者を続けていきたいと思っています。
ステキなTIFFのイベントでした!
一つ一つ丁寧に、ファンの皆さんの質問に答えていく宮崎さん。彼女の実直さと誠実さが垣間見えるイベントでした。彼女が多くの映画監督に愛される所以が分かったような気がします。
今イベントでJapanNow 部門「銀幕のミューズたち」は終了。これまでのリポートで彼女たちの魅力を改めて再確認した貴方!ミューズたちの今後の活躍を是非応援してくださいね♪
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