やる気が出ない原因と、なくしたやる気を起こす方法
最近やる気が出ない、Webライターの宮本絵里(29)です。はじめまして(‘ω’)ノ
少し前まではやる気に満ち溢れていて、「やることが多くて時間が足りない!」とまで思っていたのに、なぜかやる気がなくなってしまうというのはよくあることですね。
今回は、やる気が出ない原因と、やる気を起こす方法をまとめてみました。
- 何もやる気が起きない
- 寝ても寝ても疲れが取れず、気持ちも疲れ切っている
- 今取り組んでいることに対してスランプだ
今こんな状況にあるとしたら、ぜひこの記事を読んで、やる気スイッチをオンにして元気になってくださいね。
Contents
やる気が出ない5つの本質的な原因と、対策
それでは早速、やる気が出ない5つの原因を見てみたいと思います。原因が分かれば、対策もわかるはずですよ♪
①社会的な動機の欠如
やる気は、英語でモチベーション(motivation)と言いますが、別の言葉で言い換えると「動機」になります。やる気が出ない原因=動機の部分が不透明、とも言えるんです。今取り組んでいることと、周りの人や環境がどう影響するかがはっきりしていない、ということです。
一つの例として、英語が続かない人の特徴を考えてみたいと思います。
英語が続かない人は、「なぜ英語が話せるようになりたいの?」という動機の部分が非常にあいまいです。
- 「えー、外国の人と話せたら楽しそうじゃん」
- 「外国の人って誰?」
- 「えー、それはこれから作るんだよ」
- 「どこで知り合うの?」
- 「わかんない」
といった流れですね(^^;
でも逆にこんな場面を考えてみてください。会社で2か月後にアメリカで新規プロジェクトが始まるので、ぜひともあなたにアメリカでのリーダーになってほしい、と上司から言われたとします。
明確な目標があるので、それが動機・行動する理由になって「リーダーの自分がしっかり英語を使えないといけない!」という感じになりますよね。このような今あなたがやっていることと、世間からの評価がどう関係するかをはっきりさせることでモチベーションアップになります。
具体的な解決方法
社会の中で、今やる気が起きていない勉強や仕事がどう役立つか?を考えてみてください。その時に大げさにイメージできるといいですね。
今回の「英語学習」についていえば、英語が話せるようになれば1年に2回は友達や恋人を英語圏の海外旅行に連れて行ってあげられる、みたいな感じですね。自分だけで完結させずに、他の人からの評価などを意識してみてください。
さらに「英語を話せるようになってアメリカのクラブに行って、金髪でスタイルのいい23歳くらいの女の子を口説く」くらいのイメージができると◎です(笑)
②身体的な欲求不満状態
身体的な欲求不満があると、やる気が出ない場合があります。
例えば、「腹が減っては戦ができぬ」ということわざがありますが、まさにあの通りです。空腹という不満が、戦う意欲も奪ってしまうわけです。
空腹以外にも、体の痛みがあることや、睡眠不足、性的な欲求が満たされていない身体的状態により、本来その欲求とは関係ないと思える「やる気」も失われてしまいます。
言い換えれば、やる気がないときは「身体的に何か不快感がないか?」を考えたいですね。やる気がない時にムチで打ち叩くのではなく、自分の体を大切にする気持ちがあれば、身体も気持ちもバランスよく機能してくれます!
具体的な解決方法
カラダの欲求を満たしてあげることで、やる気を回復できます。
- 睡眠不足⇒もっとよく眠る
- おなかが減っている⇒おいしい食事を食べる
- 栄養不足⇒脳が働くため・疲労解消するために「ブドウ糖」を摂取してみる
- 体の痛み⇒病院に行ったり、薬を飲んでみる
- 不快感⇒綺麗な服を着たり、シャワーを浴びたり清潔にしてみる
- 性的な欲求⇒パートナーに癒してもらう。
自分の身体的な欲求とはいえ、周りからの影響力もあると思います。自分にできる「不快感つぶし」を意識していると、やる気もしっかり回復すると思いますよ。
③決断が多すぎることによる脳の疲れ
言い換えれば、ストレスが多すぎるとやる気が出なくなります…。頭を使いすぎて、脳内がオーバーヒートしてしまう感じですね。※ストレスや「不安」に打ち勝つには「セロトニン」という脳内成分が役立ちます。精神が強くなる!幸せ物質「セロトニン」を増やす方法の記事も参考にしてみてください。
例えば、仕事にやる気が出ないという場合、何かしら他に考え事や悩みがあると思います。
- 彼女との関係がうまくいっていない
- 家族の複雑なトラブルを解決しないといけない
- お金が足りなくてもっと稼げないか考えている
- 週末の時間何をしようか検討中
大なり小なり考えなければいけないことが山積みだと、それがストレスになって消耗してしまい、脳が疲れてしまいます。結局「やる気が出ない」という根本原因になってしまいそうですね。
脳の疲れによる、モチベーション低下。これってもしかして一番よくあるパターンではないでしょうか?
具体的な解決方法
一番簡単な方法は、現在の考えや悩みを全部紙に書きだしてみることです!
頭でゴチャゴチャになっていたことを、1枚の紙に文字で起こすカンタンな作業だけで、脳の処理に余裕が出るようになります。
プライドが高い人や頭のいい人ほど、「いちいち紙に書かなくても大丈夫だよ…」と手を動かすのを渋る傾向がありますが、それゆえにやる気が出なく本来の力が出せなくなっていたらもったいないです。
ぜひあなたの力を発揮するためにも、「紙に書きだす」というステップを実践してみてください。ブレインダンプともいわれます。
④期待と現実の相違
期待しすぎたり、理想が高すぎることがやる気が出ない原因となることがあります。
人類の聖典である聖書には、次のような言葉があります。
わかりやすい言葉だと思いますが、簡単に言うと「自分の思った通りの結果にならないとやる気が落ちる」ということです。
期待通りにならないと、無意味感が出てしまい「こんなことやっていて意味があるのかな…」と弱気になります。これがモチベーション低下の原因です。
具体的な解決方法
対策ですが、理想を高くしないか失敗も価値と考える、この2つの方法があります。
もともと自分の理想を高くしすぎないことで、比較的楽に達成することができます。最初から大きなゴールを設定しないで、達成可能な小さなゴールを小分けに決めるのも効果的ですね。
失敗してしまった場合には、「それもよい経験だった」とポジティブに考えられれば、引き続き行動するためのモチベーションを保てると思います。
そんな気持ちにしてくれる、うまくいかなかった時に励まされる偉人の名言をいくつかご紹介しますね。こういう「元気の出る言葉」を目に見えるところに置いたり、朗読することでドーパミンという脳の神経伝達物質が分泌されて、やる気を起こす手助けができます。
このように、成功者も必ず失敗していて、それでも失敗をポジティブにとらえていることを考えると、期待通りに物事が進まなかった時にもやる気を起こすことができそうですね♪
⑤恐れの気持ち
恐れの気持ちがやる気低下の原因になることがあります。
というのは、「これをやって大丈夫なのかな?」とリスクを気にしすぎて、やる気が出なくなってしまう考えの流れです。上で考えた「失敗」に行くよりも手前で、そもそもはじめの一歩も踏み出せないという問題ですね。
人は誰でも、得るよりも失うことを考えると行動できなくなってしまうようです。「恋人ができる」より「恋人がいなくなる」のほうが怖く感じてしまうということがありませんか?
恐れの傾向は、何かに取り組んでいるときにも表れて、
- 人間関係だったら、こんなことで相手に好かれるのかな?
- ビジネスだったら、こんなことをやって稼げるようになるのかな?
- 勉強だったら、こんな勉強でスキルアップできるのかな?
というように、恐れの気持ちから躊躇してしまい、何事にも踏み出す気が出なくなってしまう原因になります。
具体的な解決方法
リスクをずっと考えているようだと、何もできなくなってしまいます。
守りに入ったり、慎重なのはプラスの面もありますが、マイナス面もあるということですね。
対策は、具体的に何を恐れているのかを紙に書きだして、本当に心配する必要があるのか冷静に考えてみてください。
禅の教えの中に、「心配事の9割は起こらない」というものがあります。
また、「オックスフォードの自分を変える100の教え」という書籍の中でも同じような報告があります。読んでみると、米国ミシガン大学の研究チームの調査では、心配事や危惧の80%は実際に起こらず、単なる取り越し苦労に過ぎないという調査結果が載っています。
そう考えると、「やらないほうがリスクが高い」ともいえると思います。恐れの気持ちに負けて「やる気が起きない」とならないようにしてみてくださいね。
もしかして病気?
ここまでで5つの「やる気が出ない原因」をご紹介しましたが、そもそもこんな対策を考えるのも面倒。もう何もする気が起きない。という時は「うつ病」の傾向があるかもしれません。
うつ病は、一時的なものではなく、慢性的な消耗性の気分障害です。慢性的なので、上で紹介した対策で治そうと思っても、難しいものがあります。あとは、一時的でなく感情に大きな波ができてしまうために、日常生活に支障をきたしてしまうことが多いようです。
うつ病になっていた場合は、やる気が出ないという以前に脳の病気なので、お医者さんに診てもらう必要があります。やる気が出ない原因が蓄積されてしまうことが、うつ病の原因の一つです。
でも、安心してほしいのがあなただけではないということです。現代はストレス社会だったり、今まで考えてきた「やる気が出ない原因」がとても多い世の中です。
厚生労働省の発表によると、10人中1人か2人は一生のうちに1回はうつ病を経験するようです。
うつ病|疾患の詳細|専門的な情報|メンタルヘルス|厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_depressive.html
うつ病は目に見えない疾患ですし、気づかないこともあるようなので、この統計より多くなることもあるようです。「みんなもなっている」と考えると少し安心ですね。
でも可能な限り、お医者さんやカウンセラーに相談することをおすすめします。
季節的な心の病気
季節的に気分が上がらないこともあります。有名な「5月病」という症状をご存知でしょうか?
4月から始まった新しい生活で、新人社員や学生が発症する「やる気が出ない病」です。うつ病の一種ともされています。
ただ、5月病というだけあって「季節的な問題」とも言えます。
ストレスに対応できるように、休日の趣味を楽しんだり、おいしいものを食べたり、運動をしたり睡眠をとる…といった生活を続けていればまたやる気が出てくるいいサイクルにできます。
季節的なだるさやホルモンバランスの崩れもよくあることなので、1つ目の項目で紹介したような対策方法を試してみてください。
やる気が出ない「スランプ」とは
芸術や、スポーツなどで一時的にやる気が出ないことを「スランプ」と言います。
野球選手などが「今季はスランプだ」と言ったりもしますよね。
スランプに陥ってしまったときには、次の4ステップを踏んであまり落ち込まないでください。1~4番までの下線を自分に当てはめてみると回復が早くなります。
- 今現在スランプに陥っている自覚を持つ「今スランプなんだ」「スランプだからしょうがない」
- ライバルや仲間に話す「最近本当にスランプなんだよね」
- いったん完全にやめてもいい「今スランプだから、無理してやらなくてもいいや」
- スランプになっていることをあえて教えてみる「こうやればいいんだよ」
特に、4番目の「他の人に教える」というのはスランプ脱却にとても役立つそうです。スランプになるくらいなので、そのことに対する水準は一般の人よりも上のはずです。
誰かに教えることによって、「えっそんなにできるの?すごい!」と他の人からの評価も得られ、自信につなげることもできます。試してみてくださいね!
やる気が出ない時のまとめ
記事を書き始めた時、実は私はライターとしてやる気が落ちていました。本当に「書くモチベーション」が無かったんです。
でも、こうやって書き始めてみたり、いくつかの「やる気スイッチ」をオンにする対策を実践してみたらここまで書けたんですよ!
人間なので、やる気に波があるのは仕方がないことを認めましょう。ずっと躁状態(ハイテンション)な人はどこか頭のネジが飛んでいると思った方がいいです。
あなたが今やる気がなかったら、私と同じように元気になれると思うので、出来るところから始めてみてください。以下の記事も参考になると思います。