対人コミュニケーション力のレベルが人生を変える!コミュ力向上のためにすぐできること
確かにコミュニケーション力って、人間である限り必要不可欠ですよね。私もコミュ力高いママ友をうらやましく感じることがありますよ。
コミュニケーション力は天性のものもありますが、今回は、コミュニケーション力の向上のためにすぐ実践できる方法をご紹介します。
簡単なものばかりなので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
※病としての症状で、コミュニケーションに問題や不安がある方は、必ず医師の診断をうけ改善方法を見つけてください。
Contents
コミュ力が高い人と低い人で結果はこんなに変わる!
日本人ならではの美意識もあってなのか、自ら「私はコミュニケーション能力にたけています!」と言い切る方は少ないですよね…あ!よく就職活動中には定番になる言葉ですね(笑)
実際、なにをもって「コミュニケーション力」というのか、と疑問に感じることもあります。
学生なのか社会人なのか、どの国にいるのか…などの条件で、多少変わることはありますが、一般的には「意思の疎通ができる力」を「コミュニケーション力」と表現していると思います。
もちろん、言語・非言語の両方です。言語が伴わない場合は「察する」「空気をよむ」能力といえるでしょう。
コミュ力が高い人の場合
性別、年齢は問いません。どうぞ!!
…はい!ありがとうございます!
どんな方を想像しましたか?
このような方を想像したのではないでしょうか?
- 仕事を円滑にすすめられる。
- 常に周りに人がいる。
- モテるし、ひとりの時間も楽しめる。
- 親子関係がうまくいっている。
- 話を親身に聞いてくれる。
- 子供に人気がある。
- 先生からも信頼を得ている。
- 一緒にいるとあっという間に時間が過ぎる。
- 詳細を言わなくてもわかってくれる。
- また会いたい気持ちになる。
- この人なら大丈夫!となぜか思える。
- 笑顔のイメージが強い。
- からだ全体で話をする。
などなどなど…。
そうなのです!コミュニケーション力が高い人って、いいイメージで記憶に残りやすいんですよね。
そして、言語・非言語において、相手に不快感や不安感を与えていませんよね。
たとえあなたと考え方が違っても、納得させる術やおしつけがましくなく気持ちを伝える術を知っているのです。
こんな人になりたい、と強くイメージしてください。
コミュ力が低い人の場合
性別、年齢問いません。どうぞ!!
……なかなかでてきませんか?
…はい!ありがとうございます!
まずは、なかなかでてこなかった、またはいなかった方!
あなたの周りに本当にいない場合もありますが、コミュニケーション力が低いと、記憶にすら残らないこともあるのです…悲しいですね…。
さて、すぐに「あの人だ!」と想像できた方は、このような方ではないですか?
- ポーカーフェイスという名の無愛想。
- 無口。
- 話しかけてもこちらを見ない。目線は常に携帯など他へ。
- 自ら話題を提供しないのに、こちらの話にも無関心。
- 場の雰囲気をよめない。
- 一緒にいると疲れるし、暗い気持ちになる。
- 周りから信頼されていない。
- 声が小さくぼそぼそ話すので、何を言っているのかわからない。
- 偉そうで、常に周りを下に見ている。
- 比較して他の人を落とす。
- いつもボーっとしている。
- 言わなければ動かないし、指示通りがしっかりできない。
- 挨拶しても無視される。
- 愚痴やネガティブ発言が多い。
- 自分の主張をするばかりで、周りの意見に耳をかさない。
などなどなど…。
もう、文字にするだけでも心が痛くなってしまいますね…。せっかく記憶に残っていても、そのイメージはそりゃあもうさんざんなことに。
コミュニケーション力が高い人と比べると一目瞭然で、不快感や不安感ばかりを相手に与えていますよね。
こういう風にはなりたくない、と強くイメージしてください。
コミュ障と言われないための5か条
※ここでいう「コミュ障」とは、実際の「コミュニケーション障害」を指しているわけではありません。ネットスラングの意味あいでとらえてください。
現在、コミュニケーション力が低いとご自身で感じている、または誰かに指摘されたという方必見です!
すぐにできる最低限のことをご紹介しますので、少しずつ取り入れてみてください。
コミュニケーション力を高めたい!コミュニケーション力が無い人から抜け出したい!と考えている時点で、すでに一歩踏み出していますよ。
あとは、継続するだけです。
表情は可能な限り笑顔でいよう
なんだかんだ言って、見た目(表情)って結構大事です…。
最初に険しい顔を向けられるより、誰だって笑顔の方が嬉しいし安心します。
ただですね…はりついた笑顔、つまり目が笑っていないと逆に怖いときもあるのです。人は笑っている時に、口角があがり、目が細くなりますよね。
まずは、口角をあげることからスタートでいいですが、最終目標は目の表情も意識することです!
マスクをつけた時でも、相手に笑顔の印象を残せたらミッションクリアですかね?!
大切な場面や相手が真剣に悩んでいる時などは、笑顔厳禁です。好印象を残すはずが、相手から「バカにしているでしょ!」と言われかねません。
最低限の挨拶はしよう
(A)「こんにちは」「お疲れ様です」などと挨拶する、または会釈する。
(B)完全無視する。
もちろん状況にもよりますが、Aを実践している方のほうがコミュニケーション力が高いといえるでしょう。
相手の存在を認めて、かつ敬意をはらっている印象がありますよね。
また、相手から挨拶をされた時は、必ず返すようにしましょう。
なにも難しいことは考えなくて大丈夫です。
「こんにちは」といわれたら「こんにちは」。「雨いやだねー。」といわれたら「雨いやですねー。」でいいのです。
まずはオウム返しすることから始めてみましょう。
共感を忘れないようにしよう
想像してください。あなたが今考えていること、やっていること全てを否定されたらどんな気持ちですか?
「なぜあなたに否定されなきゃいけないの?」と怒りMAXになりますよね。
コミュニケーションを図るうえで、共感はとても大切です。
A、Bのパターンをみてください。
友人「豚骨ラーメン食べたの!すっごーーくおいしかったよ!」
あなた「私、塩派だから。」
友人「豚骨ラーメン食べたの!すっごーーくおいしかったよ!」
あなた「豚骨ラーメンおいしかったんだね!味濃いめ?私いつも塩だから、今度試してみようかな!」
きっとBパターンの友人は、あなたにわかってもらえた!ととても満足するでしょう。
たとえあなたが豚骨ラーメンを食べることがなくても(笑)
「つらかったの」「おもしろかったよ」など、相手があなたに心情を話してくれるということは、それだけ心を開いてくれていると思って、まずはその気持ちをそのまま受け入れましょう。
特に、相手が悩みや困ったことを話しているときには、100%共感してください。否定したい時やあなたの考え方が違う時もあると思いますが、相手は99%共感を求めています。
「その通りだね」「同感!」と言われると、誰だっていい気持ちになりますよね。
言われなくても自発的に行動しよう
言われなくても行動するのは、意外と難しいでしょうか?
この項目にはポイントが2つあります。
まずは「言われなくても」、そして「自発的に」です。
「言われなくても」行動するためには、相手の考えやその場の雰囲気を読み取らなければいけません。つまり、相手が何を求めているか観察する必要がでてきます。
表情や言葉の前後関係、状況などから推測しなければなりません。
そして、強制的にやらされているわけではなく、「自ら」行動をおこすのです。
例えば恋人と部屋で楽しい夕食をとったとしましょう。
お互い残業続きでくたくたになっています。それなのに、彼女はあなたの大好きな料理をつくってくれました!1時間もかけて!!
さて!食事後あなたはどうしますか?
またまたA、Bパターンをご覧ください。
あなた「おいしかったー!疲れとんだよ!」と言って、ソファへゴロン!テレビを見て大笑い!
あなた「おいしかったー!疲れとんだよ!」と言って、食べ終わった二人のお皿を台所へ!
今回は恋愛での例ですが(笑)、多くの女性はBの男性にいい感情を抱くでしょう。
彼女だって疲れている、何かできることはやろう!という気持ちが、相手を優しい気持ちへといざないます。言われなくても自発的に動くために、相手の気持ちを今よりもうちょっとだけ考えてみてください。
…ちなみにAの場合、ラブラブのうちはよくても段々と女性の目つきや口調が変わってきて…またそれに気づかなかった時には…あなたにとっては「急に」別れを切り出される状況になるかもしれません…。ホラーですね…。
約束したら必ず守ろう
当たり前の話ですが、約束は守るためにするものですよね。
この「約束」、私は2パターンあると考えています。1つは他人との約束、もう1つは自分との約束です。
自分に厳しくしすぎることはありませんが、自分自身を信頼するためにも、自分との約束も大切に扱いたいですね。他人との約束は、もちろんよほどのことがない限り守りましょう!
一度約束をやぶられてしまうと、なかなか前と同じように付き合うことが難しくなります。
どうしても約束を守れなくなりそうなときには、それがわかった時点で相手へ伝えて謝罪し、あらためての約束をしましょう!
約束への考え方ひとつで、信頼性や誠実さが大きく変わってきます。
ビジネス・恋愛・友達関係に使える「コミュ力アップ」8つの方法
コミュニケーション力をアップさせて、日常生活に輝きをプラスしましょう!
相手があってのことなので、全てうまくいくわけではありませんが、自分が変化することによって得られるものは大きなことです。
高い目標を持つことはとても素晴らしいことですが、まずはご自身のハードルを低くして、1つ1つクリアしていきましょう。
ご自身が変化していく過程をも楽しめれば、敵なし状態ですね!
聞きやすい声で話す
いくら相手があなたとコミュニケーションを図ろうとしても、当のあなたが何を言っているのかわからなければ、そこで一線がひかれてしまいます。
「聞きやすい声」というのは、単に大きければいいというものでもありません。
会話のテンポや抑揚、間の取り方なども重要になってきます。
相手と何かかみ合わないな…と感じたら、まずは話すテンポをかえてみましょう。
- 普段早口の方は、ご自身で「おそいなぁ」と思うぐらい
- 普段のんびりめの方は、ちょっと早めに
そして、余裕があれば抑揚や間も意識してみましょう。
唇をしっかり動かすと発音がわかりやすくなるので、いつもボソボソ声と言われてしまう方は、口の動きに気をつけるといいかもしれません。
アイ・メッセージで自分の気持ちを伝える
ご自身の希望や要望などを伝えたい時に、どんな伝え方をしていますか?
自分の要望を相手に聞いてもらいたい時には、アイ・メッセージを使ってみましょう。
A、Bパターンをご紹介します!
A「そこのお皿とって。」
B「そこのお皿とってもらえると、助かる!」
どちらのお皿を取ってあげたいですか?
Bが先ほどお伝えした、アイ・メッセージです。
アイとは英語の「I」のことで、要望の主語を「I(私)」におきかえ、感情をプラスするのです。
反対にAはユー・メッセージ、つまり主語が「You(あなた)」になるので命令口調に感じます。
ユー・メッセージ、アイ・メッセージを意識して、もう一度先ほどの文をご覧ください!
- A「あなた、そこのお皿とって。」
- B「私、そこのお皿とってもらえると、助かる!」
どうでしょう。
これは、ビジネスはもちろん、恋人や家族同士でも使えますよね!
使いこなす第一歩として、要望するときにご自身の感情(助かる、うれしいなど)をプラスするようにしていくと近道です。
非言語コミュニケーションを大切にする
非言語コミュニケーションとは、身振り手振り、表情、しぐさ、声の抑揚や質、姿勢など、文字や言葉を直接使わないコミュニケーションのことをいいます。
例えばあなたが話をしている時、相手が無表情で全く動かず、一点をみつめていたら…コワい!
もう…どうしていいかわからなくなりませんか?でも意外と非言語コミュニケーションができていない方っていませんか?一緒にいるとなんだか間を持たせるのが難しい方や、居心地が悪くなってしまう人。
相手にとっても同じことで、言葉の補足をしてくれるのが非言語だと思います。相手の話を笑顔できいたり、「そうね!」とあいづちをうったり。
表情の中でも、視線は重要です。
口では共感しながら、視線は雑誌や携帯なんてNGですよ!
日本人があまり得意ではないといわれる身振り手振り(ジェスチャー)なども、それがあるだけで楽しい感じになる時もあります。ちなみにジェスチャーは、なるべく顔の近く、上半身の範囲で行うと相手への印象が強く残るみたいです。
そして、相手の表情や声の雰囲気から、その方がどう思っているかを感じ取れればかなりコミュニケーション力があがることでしょう。
小学生でもわかるような話をする
特にビジネスの場では、短時間で的確なことを言ったり行ったりしなければならない場面が多くあります。
一生懸命説明した結果、上司から「で、君は何がいいたいんだ!」などといわれたら、どこに怒りをもっていけばいいのかわからなくなります…。
難しい話や長い話をしなければならない時は、子供でもわかるような言い回しを使いましょう。
具体的には、結論から話し、要点がいくつあるか伝え、メインとなることを絞るのです。
ご自身が子供の時、またはあなたのお子様との会話を少し思い出してみてください。
こんな場面はありませんか?
子「……。」
親「いい?今から二つ言うからね。ちゃんと聞いてよ。」←要点の数
子「うん。」
親「飛び出したら車にひかれるよ。道路では手をつながないと危ないよ。」←絶対伝えたいこと
というように、相手が子供だろうが上司だろうが、極力要点のみを簡潔に伝えるのです。
とっさのときにはなかなか難しいですが、準備期間がある場合は挑戦してみてください。
ラポールを築く
心理学、言語学の用語で、相互信頼の関係(主に二人)を表す言葉を「ラポール」といいます。
教育関係の方や、カウンセリングのお仕事をしている方には身近な言葉でしょうか。
どんなことでも話すことができたり、心が通いあう、理解されているなどと思える関係のことです。
言語を学んでいるとわかるのですが、初めての人とはうまく話せなくても、よく知っている人と会話するのは楽で、同じことを話しているとしても理解度が変わってきます。日本語でも同じで、相手との信頼関係があれば、コミュニケーションがグッと楽になります。
ラポールを築くためには、まずご自身が相手を信頼していることが前提ですね。そのうえで、相手をしっかりと観察し、共感の言葉などを使いながら関係を築いていきます。
ここで重要なのは「相手の立場」で考えることです。頭ごなしに否定したり、アドバイスすることは、「受け止める」こととは違います。
いつも相手に期待以上のものを提供する
高価なプレゼントを毎回しなければならない!といったものではありませんよ(笑)
あなたが風邪をひいて、会社を休んだとします。
おそらく出社したときに、周りの方から「大丈夫だった?」「熱下がった?」など気にかけていただけることでしょう。
そんな中で「大丈夫でしたか?来週△曜日は○○さんの代わりに営業いけるので、通院の時は遠慮なく教えてください!」と言われたら…。さらにお見舞いに実際に来てくれたら…?
素直に嬉しいですよね。
あなた自身が相手に期待以上のものを提供したいと考えた時には、第一に相手の状況や気質を把握しなければなりません。
そうです!相手をしっかり観察し、相手の立場で考えなければいけないのです。
よい聞き手になる
よい聞き手になる一番の方法は、相手に関心を持つことではないでしょうか。
この人はどういう人だろう?どんな考えを持っているのだろう?普段はどういった生活をしているのだろう?小さい時はどこで育ったのだろう?好きな食べ物は…というように、まずは相手に興味を持つことで、その人の話を聞きたいという気持ちが芽生えてきます。
聞きたい人の話なので、自然と共感やあいづちも多くなるでしょう。
相手に助けてもらう
「こいつオレがいないとダメでさぁ~」「まったくいつも手間がかかるんだから」などといわれたことはありますか?
人は、助けた相手をいい意味で気になってしまうそうです。
誰かに頼るのは「コミュニケーションの一部」で、だれにも頼らないのはもったいないです。
でもここで注意点です!助けてもらったうえに、気に入ってもらえるなんてラッキー!もっともっとやってもらおう!なんて考えてはいけませんよ!
大切なのは、助けてもらったらしっかりと相手へ感謝を伝えるなど、この場合も相手の心をきちんと見つめなければいけません。
お互いが気持ちのいい関係でいたいですよね。
対人コミュニケーションスキル向上で人生を変えよう!
コミュニケーション力を上げる方法として、簡単で取り入れやすものを中心にご紹介してきました。実践すれば、人に好かれて愛もお金も仲間も向こうから寄ってきてくれることになります!
コミュニケーションというと、どうしても言語に目がいきがちですが、非言語の重要性にも目を向けていただけると幸いです。
もしあなたが本で知識を得ようとお考えの時には、検索を「コミュニケーション力」だけにせずに「しぐさ」や「話し方」「伝え方」「理解の仕方」など、総合的に幅広く調べてみてくださいね。
これから大切な方とお食事予定の方は「食べるスピードを同じにする」こともお試しください!楽しいひと時を…。
コミュ力と同時に鍛えたい具体的なスキルが「会話術」です。次の記事で会話スキルを究極まで高める方法を書いています!